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2016年に観た映画感想まとめ

映画感想

今年もそろそろ終わりなので、1年間で観た映画の感想をまとめておく。今年は昨年のほぼ倍の本数となった。ほとんどはTwitterに書いた内容だけど、昨年、一昨年と同じく自分が観た月別にまとめてみる。

 

2016年に観た映画の感想

1月:3本

  • 人生の約束

 よくある感動無理強い映画という印象。ザ・テンプレート という言葉がしっくりきた。ありがちな内容なので、正直あまり印象に残っていない。ヒューマンドラマってこんなもんなのかねえ。

 

 過去に祖父母が出会った探険家を頼りに、ロンドンに出てきたしゃべる熊が起こす騒動を描く。原作はイギリスの絵本だそうで、メインのターゲットはファミリー層なんだろうけど、割と王道な展開なので誰が観てもそこそこ楽しめると思う。

 

 冷戦時代、実際にあった米国とソ連の人質交換を描いた作品。スピルバーグ監督作品を観るの、多分コレがはじめて。ジョーズジュラシックパークの人ってことでショッキング系の映像があるかと身構えてたけど、特にそういうことはなかった。最後、交換直後の光景はかなりモヤっとくる。最初は観る気無かったけどアカデミー賞ノミネートを聞いて観にいって正解だった。

 

2月:9本

 これも実話を基にした系の映画。実際にあったFBIとギャングの癒着を描いている。主演のジョニー・デップ、最近外れが多いとか言われてたけど、これは結構マシなんじゃね?って思った。ただ映画としては内容的に流血が多くてちょっと疲れる。タイムスケールも判りづらい。

 

 イオンシネマでやってたアンコール上映を観てきた。朝一の回だったからか、自身2度目の貸し切り状態での鑑賞。映像ドラッグとか言われてたのも納得の出来だったね。音響もすごい。映画の内容もさることながら、この出来の映画を貸し切り状態で観れたことのインパクトが印象に残った。

 

  • キャロル

 ガチ百合な映画。ガチ過ぎるせいか、自分にはちょっと合わなかった。結構際どいシーンもあったけどPG12で行けるもんなんだね。途中回想に入って終盤で最初のシーンをもう一度見せる構成は上手いと思った。あの微妙な表情、そういう意味だったのか、みたいな。

 

  • ドリーム ホーム 99%を操る男たち

 リーマンショック後の不動産に関する格差を描いたサスペンス的な映画。緊迫感がすごい。何より銃社会が怖い。こんだけ格差があったら恨みや八つ当たりも出るだろうし、自衛のために銃を持とうという方向に行くのもしかたないのかもしれない。金融危機後の銀行や金融業に対する視線の厳しさがよく判る映画だった。

 

  • オデッセイ

 火星ぼっちだの火星DASH村だの言われてた映画。一番最初映画のチラシを観たときは微妙な感じだったけど、実際観てみたらメチャクチャ面白かった。マーズパスファインダーとかも出てくるのが懐かしくも嬉しい。リアルに科学・宇宙が好きな子にオススメしたい。

 

  • あん

 これもイオンシネマのアンコール上映で観た。確か配給だか製作だかでイオンが噛んでたみたい。ハンセン病を扱った社会派作品だけど、この手の映画に多い押し付けがましさをあまり感じないのが良い点。あと樹木希林の演技はさすがに巧い。アンコール上映ってことで特別料金1000円だったのも少し得した気分。 

 

  • 女が眠るとき

 正直よく判らない映画だった。現実と妄想をごっちゃに映像化してるのか、何ともいえない不気味さがある。確実に言えるのはたけしにドスの利いた演技をさせるとメチャクチャうまいということ。ここはキャスティングの勝利だと思った。  

 

 エコノミーかと思ったらエコロジーでした、な映画。 おばあちゃん二人が経済を勉強して偉い人に何やら主張しようというドキュメンタリー作品。ドリーム・ホームやマネー・ショートやらで米国でも金融業界に対する圧力が高まってきてるのかな、と思って観にいったわけですよ。何か途中から「人類は資源を無駄使いしてるー」とか、資源を無駄使いしない定常経済モデルだのの話になってくの。正直タイトル詐欺を疑った。 日本でも喜ぶ人は確実にいると思うけど、かなーりアレな感じ。おばーちゃん二人のバイタリティは見事ではあった。 

 

  • X-ミッション

 エコロジー映画その2。エクストリームスポーツが絡んだ普通のアクション映画かと思ったら、まさかのエコロジー過激派映画だったという。環境保護思想のカリスマの名前がオノ・オザキってところで何ぞこれってなったわ。一応エクストリームスポーツということでアクションというかスタントはすごい。何というか爽快感がある。アクション映画ってどちらかと言えば苦手だけど、これは割と大丈夫だった。  

 

3月:4本

 アカデミー賞で脚色賞を取った経済映画。正直ちょっと微妙だった気がする。視点がころころ変わり過ぎて判りづらい。画面の中の出演者が用語説明したりするのは面白かったけど、肝心の「空売りって何?」が無かったような。知識がないと彼らの賭けの勝利条件がわからないだろう。一般人置いてけぼり。パンフレットに載ってた出演者のコメントは米国における銀行不信が垣間見れて興味深い。

 

 初めて伏見ミリオン座で観た映画。内容はナチスの下で死体処理に携わっていた囚人の話。噂には聞いてたが確かに凄まじかった。映像的な残虐描写は画面の隅だったりピンボケしたりで直接はっきりとは映らない。でも悲鳴とか銃声と総合するとヤバイことやってるのが丸判りという。映像に頼らなくても残酷な描写ってできるんだな。絶賛されるのも納得の出来だった。 

 

  • 家族はつらいよ

 四日市の109シネマズで観たけど、どこにいたんだお前らってくらい高齢者の客入りが凄くてビックリした。山田洋二のネームバリューなんだろか。コメディとして素直に笑える感じで好印象。続き物らしいけど、普通に独立して楽しめる。蒼井優まじめに観たの初めてな気がする。  

 

 ザ・期待はずれ。何というかアメコミ映画は他作品とのリンクが多すぎる気がする。タイトルの二人以外のヒーローが出てこられても、何者ですかという。 前提知識無しで観にいくべきではなかったかもしれない。シナリオもありがちな感じで微妙だったけど、悪役だけはとても良かったように思う。 

 

 4月:8本

 タイトルどおり続き物らしいけど単品でも普通に楽しめる。コメディになるのかな。インドでのホテル経営と宿泊客たちのあれこれが描かれる。宿泊客の多くがお年寄りなのは時代を感じさせるというべきか。舞台がインドだけど製作はイギリスなので、インドの描写どこまで正しいんだろうというのは気になった。 

 

  • 砂上の法廷

  法廷モノ。これだけで無駄にカッコイイ感じがあって好きだわ。  「94分、あなたは騙され続ける」とかってコピーが付いてて、その通り事実を言ってない証言が大量発生する。途中からオチが読めたけど、それでも面白かった。

 

  • ルーム

 ちょうど監禁脱出ニュースがあったので7年間納屋に監禁されて、その中で出来た子供を育てて、って部分にみんな興味が集中してた気がする。実際は世界の広さを知るこどもがメインの映画だった。壁の内側しか知らなかったこどもが壁の外の世界や他の人、生き物を知っていく話。初めて外に出たあとの風景をこどもの視点から見せたりする辺り、何を見せたいか明確なのが良い。そしてこどもであるジャックを演じるジェイコブ・トレンブレイ君の演技がすごくいい。アカデミー賞主演女優賞作だけど、この子にも何か賞をあげてよって思った。 それにしても途中でジャックを助けるパーカー巡査は色々と優秀だったな。

 

 今年のアカデミー賞作品賞脚本賞受賞作。ボストン・グローブ紙によるカトリック聖職者の児童虐待事件調査報道を映画化した社会派作品。 映像的には地味ながら、脚本賞を取るだけあって確かに分かりやすく面白い。ただ、個人的にはマッドマックスの方が上だと思ったんだけどなあ。 アカデミー賞受賞作で公開直後だったせいか、見るからに地味そうな映画なのにメチャクチャ客入ってた。あとパンフレットが新聞風でセンス良い。 

 

  • グランドフィナーレ

 こちらはアカデミー賞主題歌賞ノミネート作。バカンスを楽しむおじいちゃんたちに色んな事件が起きる映画。いや、楽しんでる感じではないか。正直なところ途中ちょっと寝てしまった。なんかちょっと小難しいんだ。観る側にも洞察力が求められる映画な気がする。

 

  午前十時の映画祭@109シネマズ四日市にて鑑賞。有名タイトルだけど観たことなかった。もう50年以上も前の作品らしい。 オードリー・ヘプバーンも初めて見たけど、何となく日本でオタ受けしそうな顔立ちだなと思った。ただヘプバーンが演じるヒロイン、冷静に考えるとメンヘルっぽいのがちょっとアレ。恋愛映画かと思いきや結構コメディ要素っぽいところもあって面白かった。あとこの映画、日系人も何人か描かれてんのな。エンドロールが無いのもちょっと新鮮だった。この時代の映画てこういうもんなのか。オープニングでクレジット表示あったけどさ。 

 

  • マジカルガール

 スペイン映画なのに日本の魔法少女アニメリスペクトでウン十年前の日本のアイドル曲が流れる不思議な映画。何か古っぽい曲だなと思ったら長山洋子のデビュー曲と知って驚愕。実は中盤でウトウトしていて微妙に記憶が抜けてる・・・。が、誰も幸せにならないキツイ内容なので、ある意味それで良かったのかもしれん。それにしても魔法少女のコスプレ衣装ってそんな高額なの?ってところが気になってしまった。

 

  • アイヒマン・ショー

  アイヒマン裁判を放送したTV局クルーの話。記録映像を使いまくってて中々面白いのだが、 シナリオ的にはちょっと中途半端な気もする。冒頭から話端折ってる感が強かった。記録映像の中にはナチスの所業を見せるものもあった。こっちの方がある意味サウルの息子より直接的でちょっとびびった。 

 

 5月:10本

  • フィフス・ウェイブ

 主演のクロエちゃん目当てで観てきた。相変わらず美女という言葉が似合う人ですな。肝心の中身は、、、微妙。正直詰まらない寄りな気がする。美女の無駄遣い感が強かった。何だろうな。SFにしても設定が雑すぎて粗ばかり目立つ気がする。クロエちゃん、よもやまさか日本でいうところのマンガ実写化映画に出演するアイドルポジションではないと思いたい。 

 

  • レヴェナント 蘇りしもの

 マッドマックスと並んでアカデミー賞有力候補といわれていた作品。予想はしてたけどイニャリトゥ監督、雰囲気が暗い。話自体はそれなりに面白かったけど。上映時間が長くても気にならなかったのはやっぱり中身が楽しめたからだろうな。これでつまらなかったらさすがに苦痛だ。ディカプリオのアカデミー賞は納得の出来。メチャクチャ体張ってそう。役者根性すごいって思った。あとどうでもいいけどグラスの息子役の人、ちょっと若いころのナダルに似てた気がする。

 

  • 人生は小説よりも奇なり

 原題は「LOVE IS STRANGE」。最初同性愛映画かと思わせて高齢化問題映画だった…と思いきや最後はちょっとまた違う印象になる。原題だとかなりしっくり来る。高齢者にはオススメできない映画だと思った。周りに座ってた人かなり年配の人が多かったけど、多分人によっては身につまされて心を抉られる。まあでもリアリティはあった。最後いきなり後日談になるのは嫌な部分を逃げてる気がしないでもなくて、やや残念。 

 

  • さざなみ

  原題は「45 Years」。原題のとおり45年間連れ添った夫婦に亀裂が入る話。夫に届いた昔の恋人に関する手紙をきっかけに関係が壊れていく。土曜日に開かれる結婚45周年のパーティまでを月曜日から1日ずつ追っていく。なかなか面白い作りだった。最後はパーティの場面で終わってるけど、〆方が強烈。すごく打ち切り感のある終わり方なのだ。 あとこの映画、全体的に画面が暗い。何でかと考えるとどうも外の風景が曇り空ばっかだった気がする。ちゃんと意味があってそうしてるんだろうと思う。

 

  • すれ違いのダイアリーズ

 タイの大ヒット映画らしい。確かに面白かったので観にいって良かった。僻地の水上学校に赴任した新任教師が前任者の日記を見つけたところから始まる恋物語。昔のメロドラマかと思ってしまうほど展開が暑苦しいけど、メインの教師二人が素直にかっこいいので許せてしまう。恋愛モノというより熱血教師モノとして観るべきかも。妙にホンダの車が映ると思ってたらエンドロールでロゴが流れてた。タイの風景は僻地はいかにもって感じだけど、都市部はもう日本の風景と変わらんね。言葉が日本語だったら日本で撮ってるって言われても気付かないと思う。  

 

  • 獣は月夜に夢を見る

 ミステリっぽい紹介されてるのを読んで観にいったけど、観てみたらホラーだった。媒体によって紹介の仕方が違うようだ。ワーウルフをネタにしたサスペンス調のホラー映画。観るんじゃなかった。音楽とかも一々不安を煽る感じで、こういうの好きじゃない。ラストも「そこまで行ったらこのまま全滅エンドだろ」って思うような終わり方で微妙。B級映画ってこういういのを言うのか?リアルないじめを観てる感じもあったので、あまり気分よくない映画だった。 

 

  • 殿、利息でござる!

 殿様に金を貸し付けて宿場町に押し付けられてる仕事を利息で賄おうって話。シナリオ自体は取り立てて見るところは無い、ありがちな人情映画だと思う。江戸自体の経済に興味がある人にオススメ。正直、若い出演者の演技は微妙だったけど、この映画は上手い演技に感心するタイプの映画ではないんだろう。コメディ調で楽しめたので良しとする。ちなみにパンフレットは何か微妙だった。日本人は私利私欲を追求しない慎み深い人なんだみたいな日本人スゲー的なことが書かれてんの。この映画だったら書くのそこじゃねーだろ。 百姓がみんなでお金を出資して自分達の仕事を共同で解決するって、これ多分仕組み的には協同組合の原型じゃないのか。この辺の解説が欲しかった。  

 

  • 或る終焉

 終末期患者をケアする看護師の映画。アリスのままでとかでも思ったけど、向こうの映画は厳しい現実を容赦なくみせてくる感じある。この映画、台詞がかなり少なく感じた。無言で進む間から観る側が状況を読み取る必要がある。正直最初はストーカー映画かと思った。予告で衝撃の結末とか煽られてたけど、予告映像の時点で構図と描写からラストの展開バレバレだったのが惜しい。

 

 外国を取材してその国の良いところをアメリカに持ち帰ろうという映画。一応ドキュメンタリーなのかこれは。「翻って米国では…」みたいな感じでニュース映像とかがコラージュ的に流れるのも面白い。引き出してくる結論の価値観がリベラル過ぎて好き嫌い分かれそう。ただ突撃インタビュー的な内容は笑える場面が多くて良い。何だかんだで祖国に対する愛着も感じられる。健全な愛国心ってのはこういうのを言うんだと思うよ。一つ残念なのは対象になってる国がほぼ全部ヨーロッパなところ。唯一の例外がチュニジアかな。せっかくだからアジア、南米でもやって欲しかった。

 

 午前十時の映画祭にて旧作上映を鑑賞。有名タイトルだけどミュージカル映画って初めて知った。何よりビックリしたのが途中で休憩が挟まれること。後で「昔の映画で長いのはインターミッションがあった」と聞いたけど、初めてだったのでビックリした。映画本編はラブでコメな映画で普通に楽しく笑える内容だった。イライザ役のオードリー・ヘプバーン、前に観た「ティファニーで朝食を」とはちょっとまた違った印象を受けた。

 

6月:12本

 見栄っ張りで彼氏がいるふりをする女の子と彼氏役を引き受けたドS男の恋愛モノ。いかにも少女マンガを実写化しましたな映画。この映画は二階堂ふみを観にいったようなものだった。やっぱり上手いと思うけど、この映画にはもったいなくないかという気も。少女マンガ実写化映画にありがちな微妙な構図が多かった気がする。少女マンガのテンプレに乗っかりすぎてる感じが微妙かも。どちらかというと期待はずれの部類。  

 

 テレパスのエリートに見初められて婚約したはいいけど、あんな妄想やこんな空想まで覗かれてどうしようという内容。これも少女漫画というか女性向け漫画原作なのかな。前半は妄想をガンガン映像化して笑いを取りに来るけど、後半はマジメに恋愛モノやってる。ラブコメの鑑のような作品。とにかく妄想部分がいちいち面白くて良かった。 

 

  • ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出

  ヨーロッパ戦勝記念日、当時まだ王女だったエリザベス女王と妹マーガレットのお忍び外出を描いたものらしい。第2王女マーガレットが割とダメ人間な感じに描かれてて面白い。残念ながらこの方は既に亡くなられている様だ。どこまで史実に忠実なのかよくわからないけど、楽しめる映画ではあった。 

 

 エドワード・スノーデンによる米国の情報収集に関する暴露ネタ。映画自体はドキュメントというか、かなりの部分本人へのインタビューが占める。「このインタビュー、最初から映画化するつもりで撮ってたわけじゃないよなあ」とか思いながら観てた。インタビューはともかく、概要的には今から観てもあまり目新しさは無かった気がする。終盤はちょっとウトウトしてて記憶が無い。映画としては地味もいいとこ。情報セキュリティに興味がある人は観る価値あるかも。 

 

  アカデミー賞外国語部門ノミネート作。良い映画だとは思うけど男連中を中心に、迎合する年配女性も含めてメチャクチャ胸糞悪い。家父長制ってのはこんな感じなんかね。 うっかりTVに映ってしまった姉妹達を男どもに見せまいと、おばちゃんがブレーカー落としにかかるシーンとかは笑えたけどね。5人姉妹を演じてる人らが一人を除いて演技経験なしってのは驚いた。

 

 ヒトラーが現代にタイムスリップして巻き起こすコメディ作品。かなり客入り良かった。モノマネ芸人の扱いで人気者になり、再び野心を燃やそうとするヒトラーが描かれる。コメディとしては超面白い。劇場内でこれだけ笑い声が上がった映画は初めてかも。ニコニコとかで嘘字幕つけて遊ばれてる「ヒトラー最後の12日間」の有名な場面が、最初の方で過去にヒトラーを演じた人たちの紹介でチラッと映ったと思ったら、後半でそのまんまなパロディシーンが出てくんの。有名な場面だからメッチャざわついてた。基本は爆笑できるコメディだけど、風刺作品としてはかなり笑えない部分がある。ヒトラーが街中で市民と会話してるシーンはリアル市民と話してたらしい。排他的な意見が出るわ出るわ。結局初めから本気でヒトラーを拒絶した登場人物はユダヤ人で家族を虐殺された認知症おばあさんだけだった。ラストは最近の欧州の状況を見てチャンス到来とつぶやくヒトラーで終わる。シャレになってないけど、マジメなノリと笑えるところを絶妙にブレンドしてきてる良作コメディだと思う。  

 

 財テク番組を真に受けて全財産投資に突っ込んで失敗した男が番組をジャックするところから始まるサスペンス作品。マネーショートに続いて金融ネタだけど、こっちの方がはるかに判りやすい。人質にされた司会者が途中から犯人と一緒にウォール街の不正を暴く側に立つのが面白い。この映画もトランプやサンダースの人気を理解するのに良いネタかも知れない。ウォール街を中心に金持ちがどう見られてるかがハッキリ現れてる。ラストの展開に至っては「どうせ世の中、法律も警察も金持ちのためにあるんだ」的な諦めすら感じられる。番組司会者役のジョージ・クルーニーは前半、余計な軽口が多い微妙なオッサンって感じだったけど、途中から人が変わったようにカッコイイ演技だった。 

 

  • 団地

 昭和の遺物的な言葉な気もする、団地で繰り広げられる人間模様を描いた映画だと思ってたら、終盤全然別物になっててビックリした。事前情報でちゃんと隠してたのはえらいけど、本編内の会話であとの展開丸判りだったな。あれを伏線と言っていいのかどうか。準備万端バルタン星人のあとに3分立つと調子が悪くなるとか言われたら嫌でも気付くだろう・・・。間違っても悪い映画だとは思わないけど、ちょっと中途半端な感じは否めないかな。それはそれとして斎藤工はハマリ役だったと思う。

 

  • ダーク・プレイス

 ミステリというかサスペンスモノ?兄が犯人として捕まった一家惨殺事件の生き残りが色々調べ直してみたら、真相違わね?という映画。ゴーンガールの作者が噛んでるそうで、この胃にキリキリくる感覚は確かにって思った。クロエちゃんが出てるけど。。。何だろう、この人やっぱり美人な割にB級感のある役どころが多い気がする。 

 

  • TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

 バス事故の影響で公開延期されてたクドカン映画。思いっきりそのまま過ぎて、なるほどこれは延期になるわ。開始数分で本題に切り込む作りが清清しい。地獄での音楽対決を制して天国を目指せ、という映画。途中で色々動物に転生するが、このときの扱いも酷くて面白い。やっとたどり着いた天国も皮肉が利いてる。ストーリーの本筋はしんみり来るところもあるけど、それ以外は徹底して笑いを取りに来る辺り、さすがにコメディの王道な感じ。 「ロックでミュージカル?」って言いたくなるくらいに音楽に寄った映画だけど、誰が曲作ってんのかと思ったら向井さんって元ナンバーガールの人よね。通りでやたらかっこいい曲ばかりなわけだ。一個だけ惜しかったのは、転生の過程で何十年後の世界に生まれ変わったりするけど、普通に今風のスマフォ使ってんだよね。本質じゃないのは判るけど30年後に今の形のスマフォは多分無いだろう。ここはもう少し考えて欲しかった。 

 

  • ふきげんな過去

 一家で料理店やってるところに前科者で死んだと思われてた家族が帰ってくる話、、、なのかな。途中うとうとしてて微妙に記憶が抜けてる。小泉今日子二階堂ふみがやたらプッシュされてるけど、自分的には二階堂さん観れりゃいいやで観てきた。やっぱこの娘上手いわ。もう一方の小泉今日子は昔からいるから結構な年かと思ったら、まだ50歳なんだね。最後の締めが中途半端な印象あったかな。ここで終わりじゃないの?まだ続けるの?みたいな。    

 

  • 二重生活

 哲学の論文を書くために他人を尾行してたら、ターゲットの不倫に気付いてしまってさあ大変という映画。 リリー・フランキーの演じる役がかなり切ない。持ってきようとしてはもっと色々やれたんじゃないのって思う映画だった。あと無駄に間延びしてる気がする。ここで余韻を持たせて終了でいいじゃんって場面が結構ある。  

 

 7月:9本

  • ブルックリン

 アカデミー賞主演女優賞ノミネートされてたけど、この女優さんグランド・ブダペスト・ホテルでアガサ役やってた人なんだな。アイルランドからNYに出てきてホームシックにかかったり、ようやく都会の生活に慣れてきた頃に故郷に戻ることになって板ばさみになったりする映画。最後に故郷を捨てるきっかけが、日本の田舎の嫌な部分見せられてるみたいで 面白い。 評価がすごく高い映画らしいけど、個人的にはそこまで良いか?と思う。でも多分同じ境遇の人にはハマるんだろうね。遠くから上京して働いてる人とか共感できるかも。

 

  • TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

 クドカンの舞台挨拶付きがチケット取れたのでリピート。 2回目でも苦にならない程度には面白い映画だし、伏線が多いので違う見方が出来て良かった。舞台挨拶は撮影不可かと思ったらフォトセッションとかある場合もあるのね。当時スマホ持ってれば撮影してきたんだけど、この時点ではまだ持ってなかった。  

 

 無免許のヤクザにはねられた主人公が、そのヤクザと一緒に非公認の教習所に通う話。漫画原作らしい。正直地味すぎてイマイチ語るところがない。少なくとも自分には合わなかった。

 

  • 疑惑のチャンピオン

  ランス・アームストロングのドーピング問題を扱った映画。ツール・ド・フランスにドーピングがあふれてたという話もあるみたいだけど、どちらかというと米国の問題な気がする。MLBも酷かったし。アームストロングのキャラがかなり独善的なのが面白い。本当にこういう人なのか誇張されてるのかは判らないが。ツール・ド・フランスは最近も機械的なドーピング云々ってニュースを見たような気がするな。

 

  • シング・ストリート 未来へのうた

  80年代アイルランドを舞台にした青春バンド映画。女の子を自分のMVに出したくてバンドを始めるというありがちと言えばありがちな設定。でも本気でのめりこんでいるのが良い。裏でエールを送る主人公の兄貴も地味にかっこいい。唯一気になったのは、初めから全員音楽できるのかってところかな。少なくとも全くの素人ではなさそう。練習シーンはあるけどゼロからの成長物語という感じではなかった。ちなみにパンフレットが昔のLPのような装丁なのも良いところだと思う。サントラも買ったけど、歌詞カードが映画内での楽曲製作風景を連想させるデザインでこれも良かった。 

 

 例によって午前十時の映画祭にて。昔TVで観たことあったけど、もうだいぶ忘れてたし映画館で観たの初めてだったので新鮮だった。やっぱ名作ですわコレ。有名タイトルだけあって客もかなり入ってたな。 

 

  • フラワーショウ!

 エコ映画その3。 野草を中心に自然な庭作りでガーデン・ショーの金メダルを取るサクセスストーリー。実話ベースの作品らしいが、その割には序盤からファンタジーな場面が多くて入り込みづらい。なんか妙だなと思ってたらただのサクセスストーリーではなくエコロジー映画だった。実話ベースってのはどこまでを言うんだろうね、だいぶ脚色してそうな感じに思えたけど。あと欧米のエコロジーって何であんなにカルトくさいんだ。それとも日本でも本職はあんな感じなのか。予告映像でエコの部分を見せなかったのは優秀な広報だったと思う。

  

 正直微妙かなと思ってたけど思いのほか良いできだった。災害パニック映画として楽しめた。実写とはいえ腐っても庵野監督、さすがというべきか。ただ、、、ものすごく気になるのは、これエヴァと何が違うんだ?ってところ。ゴジラを使徒もしくは暴走初号機あたりに置き換えるとやってることまんまエヴァな気がするんだよな。さすがにBGMまで使いまわしてくるとは思わなかった。あと良作だとは思うけど王道的なお涙頂戴がダメな人にはこれでもキツイかもしれない。

 

 午前十時の映画祭で三部作全部やってたので第二弾。三部作の中でこれだけTVですら観たことなかったので、こういう話だったのか、へえーて感じだった。作中の未来が2015年で去年だったんだね。どうなんだろう、SF設定は実現してない方が多かったのかな。 出だしが一作目ラストの続きから始まってて、続編というより本当に三部作なんだなって思った。

 

8月:8本

  • ロスト・バケーション

  自分の苦手なタイプの怖い映画だった。女子医学生サーファーがサメに襲われながら医学スキルでサバイバルする映画。自分は苦手だけど評判は悪くないみたいだ。食い殺される役の人らは序盤からすごくわかりやすくて、何というかモブ役乙って感じだった。 

 

  • ニュースの真相

 ブッシュJr前大統領の軍歴詐称疑惑を報じたTVの報道番組が裏取りの甘さから逆に追い詰められていく映画。ハッキリ言ってハッピーエンドではない。が、真実に迫ろうとする真摯なジャーナリズムの矜持は観る価値がある。日本でマスコミを炎上させようとしてる連中がやるようなスミッコつつきが多いのも後味良くない理由かな。個人に対するバッシングも完全に炎上の流れだった。10年以上も前が舞台なのに笑えない。あと久しぶりにXPとIE6を観た気がする。

 

 午前十時の映画祭にて三部作全編鑑賞。一応TVで観たはずなんだけど、やっぱり断片的にしか覚えてなかった。結局最後までドクが何年生まれなのかよくわからなかったな。お前55年と85年で風貌かわらなすぎだろ的な。でも彼が報われたのは良かった。

 

  • トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

 赤狩りでハリウッドから追放されながら、偽名で脚本を書き続けたダルトン・トランボを描いた作品。ローマの休日はこの人が書いた脚本を別の人の名義で出したのだそうな。赤狩りだけでなく後半では公民権運動の描写もあったりして戦後アメリカの世相の勉強になった。悪役がわかりやすくて話に入り込みやすいのも良いところ。ローマの休日観たことないのでいずれ観てみたい。

 

  • きみがくれた物語

 作品概要見て悲劇系の結末になりそうかなと思ってたんだけど。意外にも愛と感動の奇跡の物語だった。ハッピーエンドではあるけど自分の好きなタイプの作品ではない。冒頭で重要そうなシーンを出しておいて回想に入るのは良しとして、回想から戻ってくるまでがちょっと長い。作品紹介見てると後半がメインに見えるけど、実際は回想の積み重ねこそが重要なんだろうな。まあ好みに合わなかっただけで普通に楽しめる映画だとは思う。ハッピーエンドが好きな人なら感動できるんじゃないかな。近くに座ってたおばちゃん泣いてたし。

 

  • ルドルフとイッパイアッテナ

 児童文学のアニメ化作品だけど、どれくらい有名なんだろう。これを21時以降のレイトショーで流す109名古屋、そのセンスが素敵。昔NHKで紙芝居だか人形劇だかやってた記憶はある。ストーリーはまともに覚えてなかったので、こんな話だったのかってなった。NHK観てた親が子連れで来るみたいなのを期待してたのかねえ。自分観たときは大人四人だけしか入ってなかったけど。大人になってからでも普通に児童文学に手を出せる自分みたいなヤツだったら多分楽しめる。 

 

  • ペット

  去年初めて予告が流れたときから期待値上がりまくりだったけど、正直期待し過ぎだったかもしれない。ペット達が飼い主のいない間に大冒険!という内容。純粋コメディになるわきゃないよね、そうですよね。お子様にも安心してお見せできる内容になっております、って感じ。 吹き替えが悪いとは思わなかったけど、やっぱり字幕で観たかった。 

 

  • 神様の思し召し

 神様を信じないエリート外科医の息子が聖職者を目指すと言いはじめる所から始まるイタリア発のコメディもの。いたるところにクスッと来る笑いどころがあってなかなか良かった。 それでいて最後はちゃんとマジメに締めてるところも好感。終盤の展開はある程度予想できたけど、神父がどうなったか判らないまま終わるとは思わなかったな。こういう王道的なコメディ作品は大好物だ。

 

9月:11本

  • クハナ!

  三重県桑名市のご当地映画で東海地方のみ先行公開。迷ってたけどイオンシネマ桑名で舞台挨拶やってたので観てきた。イオンシネマ桑名、ちょくちょく行ってるけど、一番大きなシアターが満席になってたみたい。あんな客入り初めて見た。監督のサイン会にも参加できたし、大満足。映画本編も想像してたよりずっと良かった。話をキッチリ最後まで描かないと死ぬ病の人っているけど、最後の大会あの後を撮らなかったのは正解だと思う。子役が多い映画なので演技もどうかなと思ってたけど、地元出身の子を多くキャスティングしてるためか、なまりにも違和感が少なかった。むしろここは大人の方が微妙だったかも。舞台挨拶には知事と市長も登壇してて地方創生ムービーがどうのこうの言ってて内心「お呼びじゃねーだろひっこめ」とか思ってたけど、ちゃんと本人役で出てるのな。 全体的に良い映画だったと思うけど、予告のつくりが微妙だったかもしれない。JAZZ&キッズ推しは良いけど、結構世知辛いところがあった。子供向けかと思ったら大人向けでしたみたいな。

 

  30年以上前の有名タイトルリメイクだけど、旧作は見てない。全体的に笑える映画だったけど、ホルツマンの最後のスピーチは不意打ちだったな。あんだけ笑わせといて最後にマジメな話が来るとは思わなかったよ。 続編ありきなラストっぽかったけどちゃんと作られるのかだけは心配。

 

 マジシャン達がイリュージョンテクニックを駆使して悪徳企業の秘密をさらけ出す的な映画。続編モノらしいけど、これも前作は観てない。マジックシーンはテンポよく進むシーンが多くて良い。とはいえ普通に殴り合ってるシーンも多かった気がするが。チップを盗むシーンのパス回しが最高だった。敵役で登場する髭のオッサンがハリポタのラドクリフと知ってビビッた。まあ確かにハリポタも結構前だもんな。 

 

  • 後妻業の女

 老い先短い老人の後妻に入っては遺産を分捕っていく強欲女を描く映画。昔からありそうな話ではあるが後妻業というらしい。女性陣の演技が艶かしい。あとメインの大竹しのぶとトヨエツは顔芸が見事だった。出てくる人みんな金に対して強欲過ぎて胃もたれしそうな感覚になる。話の中心になる老人の娘二人が途中パタッと出番減るのだけは違和感あったかな。  

 

 超高速!参勤交代の続編。完全に前作の続きから始まる上、前作の回想シーンが挟まったりするので前作観てない人にはすすめられない。前作はかなり面白かったのに今回はやや期待はずれだった。何が違うか考えたけど、前作と比べるとコメディ要素が抜けてるんだな。ちゃんと時代劇はやってる。悪役はいかにもだし、チャンバラシーンも多い。けど笑いが足りなくて平凡に思えてしまう。タイトルに反して参勤交代よりもチャンバラメインな感じだしね。

 

  同名コミックの映画化作品。原作読んでないけど結構面白かった。何となく複数のエピソードを無理やり繋げたっぽい匂いを感じたけど、実際のところは原作読んでないのでわからん。途中、ここで終わらせた方が良いんじゃないかと思うシーンがあったのだけは惜しかった。  

 

  • 聾の形

 初日の上に舞台挨拶ライブビューイングつきだったので満席だった。良い作品だったと思うけど、総じて原作の力が大きい気がする。観た後、 原作本とファンブックを揃えてしまった。この原作者、人間の嫌な部分をよく観察してるなと思う。サントラCDも買ったけど監督が語ってた音の拘りがよく判る一枚だった。 

 

  • はじまりはヒップホップ

 ニュージーランドの老人達がラスベガスで開かれるヒップホップの世界大会に出て踊るというドキュメンタリー映画。 90代の人もいたみたいでなかなかスゴイ。車いすでも上半身だけ踊ってたりね。一歩間違えたら大事故だろうに、よく頑張ったもんだ。ただドキュメンタリーなのでストーリー性には乏しいと感じた。

 

 少年二人の冒険譚ってところだろうか。残念ながら途中ウトウトしてしまって記憶が抜けてる。予告で笑った家に変身する車を観れたのでとりあえずは満足。でも作ってるところは記憶に無いので寝てしまってたっぽい。 1日に3本目はちゃんと体調整えてないとキツイということがよく判って反省点だった。

 

 当初は観る気無いとか言ってたけど結局気になってしまったので観てきた。新海誠作品って秒速しか観てないんだけど、あれに比べるとだいぶ一般向けに寄せてきた印象を受けた。映像がキレイなのは予想通りではあるけど、想像してたほどではなかった。ここはハードル上げ過ぎてたかもしれない。SFと呼ぶには微妙に感じる。SFじゃなくてファンタジーというなら普通にアリだと思った。 

 

  自分の死後、愛する女性の行動を先読みしてメッセージやら贈り物やらを遺した学者の話。最初の方は死んだ人からメッセージが来るってんで謎解きものっぽい印象。悪くなかったけど、あまりに直球だった感じはあるかな。実は予告を観たときは人格をコンピュータに移植みたいな話に発展するのかと思ってた。そっちだと面白かったんだけど。

 

10月:10本

  • 世界一キライなあなたに

 原作は海外でヒットしてる恋愛小説らしい。交通事故で手足が動かなくなった男と、その世話係として雇われた女の恋愛モノ。出来は良いんだろうけど尊厳死安楽死が絡んできてちょっと重い。周りから泣いてる声聞こえてきたから合う人にはドンピシャなんだろうけど、自分にはイマイチ合わなかった。自殺については思うところあるけど、ここに書くことじゃないな。ヒロインの方は彼氏いるのに浮気じゃんって思ってしまって、そこもちょっとアレだった。

 

  • SCOOP!

 個人的に10月の大本命だったタイトル。予想通り面白かった。前半から中盤までは予告にあったようなコメディ的なノリ。それが終盤は予想外の方向に展開していってなかなかに衝撃的だった。ここはリリー・フランキーの怪演がお見事。中年パパラッチの福山は無精な感じも意外と似合ってる。でもそれ以上に徐々に仕事慣れして性格変わっていく新人役の二階堂ふみが良かった。 あと印象に残ったのはカーチェイス。お前何の映画だよって思いながら観てた。

 

 10周年記念上映らしい。初めて映画館で観たけど良いね。TVでは観たことあったけどCMで切られないせいか、結構伏線に気付けた。意外とあるもんだね。やっぱり変わらないものが流れる最後のジャンプのシーンは最高だったわ。  

 

  • グッドモーニングショー

 ワイドショーキャスターに降りかかる不運な一日を描いたコメディ作品。結構面白かった。 前半は番組制作の雰囲気が垣間見えるのが良い。ニュースとワイドショーの局内政治力争いみたいなの、現実にあったりすんのかな。長澤まさみの演じる女子アナがぶっ飛んでて笑える一方で「こんなバカっぽい役演じるのも大変だな」とか思ってしまった。ネットの現実もキチンと捉えてて面白かったけど、今のTVにここまでの力はもはや無いだろうと思わんでもなし。

 

  • ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ

 20世紀前半のベストセラー作家と編集者の友情を描いた映画。落ち着いた内容で疲れ気味でも安心して観れる。編集者が作家の書いた文にどんどんダメだししていくのが面白い。マンガだと編集との共同作業とはよく聞くけど、活字でも一緒なんだな。日本でマンガ編集メインの映画ってあんのかな。誰か作ってくれたら喜んで観にいくんだけど。  

 

  • 夏美のホタル

  とりあえず有村架純が可愛かった。出演作多分初めて観た気がする。でも期待値からするとちょっと微妙だったかな。 ここで切って良いんじゃないのってところで終わらずに話を完結させようとするのは何なんだろうか。邦画に特に多い気がするが。 

 

  • 何者

 周りが大学生くらいの若い子ばかりでアウェー感味わいながら観てた。カップルで来てた人もいたけど、ドロドロし過ぎで良くないんじゃないのかな。あのドロドロっぷりははてなーが好きな奴だと思う。自分が就職活動してた頃はWebテストなんてなかった気がするけど、今はそんなのもあるんだねえ。それとも自分の行ったところがどこもやってなかっただけか?これにも有村出てたけどやっぱり可愛かった。佐藤健は雰囲気錦織に似てるなあと思った。でも圧巻だったのはやっぱ二階堂ふみ。終盤の豹変っぷりが凄まじい。ホラーかよって思った。

 

 飛行機着水事故で死者を出さなかった実話ベースの映画。比較的短いので気軽に観れた。 トム・ハンクスちょび髭付いてるだけで印象がだいぶ違った。副操縦士役の人はランディ・ジョンソンに似てると思ったの自分だけか。変に感動物語にせず、淡々と抑え気味に事実を描いていく感じで、この辺も印象良かった。ごてごて飾らなくても面白いものは面白い。  

 

 ちょっと歪んだ感じだけど多分ホームドラマになるんだと思う。事故で既に関係冷え切っていた妻を亡くした作家が、同じく母親を喪った家族と交流することで人間らしさを取り戻す話、かな。感情の揺れが激しくて愛憎劇という言葉が似合うかも。意外と子役二人が良い味出してる。あと個人的には出番は少ないものの黒木華が印象深い。

 

  • クハナ!

 終映前のご当地への舞台挨拶があるということで、イオンシネマ桑名にてリピート。 さすがに前回ほどの完全満席状態ではなかったけど、そこそこ入ってる感じだったな。 松本来夢ちゃん、初主演映画で予想以上のヒットだったからか泣いてたけど、あれが実は演技でしたってくらいなら大物感あるんだがどうだろう。公開されたときは4週間限定上映の予定で全国公開時には東海地方だけ終わってるはずだったけど、まさかの延長で2ヶ月ですよ。ご当地映画なめてたわ。出来も良い映画だし、大勝利でしょこれ。あとはサントラCDがあれば買うところだったんだけどなあ。

 

11月:8本

  • 92歳のパリジェンヌ

 高齢者の尊厳死がテーマの映画。予告映像ではもう少しコメディ寄りかと思ってたけど割とガチな感じだった。実は残念ながら終盤寝落ちしてしまったのであまり核心に触れられなかったり。とりあえず客層、年配の人が多かったけど、迂闊に観ると鬱な気持ちになるんじゃなかろうか。序盤から老いてできないことが増えていく描写が陰鬱な気持ちにさせてくれる映画だった。

 

  • エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

  「6才のボクが、大人になるまで。」のリンクレイター監督新作!映画歴の浅い自分にとって監督で観ようと思えるの、この人くらいだと思う。前作が12年を凝縮した映画だったのに対して、今回は大学生活が始まるまでの3日程度にスポットを当てた感じ。舞台設定が1980年とかって話で何というか再現度がなかなか。髪型とか微妙なヒゲ面とかファッションがいかにもって感じなんだな。ストーリー的には野球エリートのはずの大学生達のバカ騒ぎ的な青春モノ。下ネタも多いので、その辺は注意点かも。前作とは毛色が全く違ったけど楽しく笑える映画でなかなか良かった。

 

  • ザ・ギフト

  元いじめっ子がいじめてた相手に復讐される映画、でいいのかなこれは。サスペンスというかスリラー系でぶっちゃけ怖い。こういうの苦手なの自覚してる上で特に年齢制限ついてなかったから大丈夫かと思ったけど、怖いものはやっぱり怖かった。上映中、軽く悲鳴上がってたしなあ。ホラー系の映画とかあまり観ないし、こういうの初めてかも。サイコパス怖いって映画でもあるかもしれない。元いじめっ子がサイコパスくさい。

 

  • オケ老人!

 老人ばかりの弱小オーケストラが一念発起する話。ありがちなプロットではある。面白いコメディ映画って笑えるパートとマジメパートを上手く組み合わせてくるけど、これはその辺がチグハグだった気がする。面白くないわけではないんだけど、何か中途半端さを感じてしまう。悪役がテンプレすぎてどうなのそれってのも気になったかな。 

 

  公開直後だったのにメチャクチャ客入っててビックリした。 いろんな人が絶賛してるだけのことはあると思った。今年は「君の名は。」「聲の形」とアニメ映画のヒットがあったけど、その中でも一番出来良かったと思う。この時点では原作未読だったけど、こうの作品の空気は感じられる。 悪名高い防火の話も出てきた辺り、歴史考証もかなりしっかりしてる。焼夷弾に対して逃げずに消火に当たった人がかなり犠牲になってるみたいなんよね。本当に良い映画だった。最後の方、周りから泣き声聞こえてきたからね。クラウドファンディング支援者から有名人の名前を探すのも楽しかった。

 

  • マイ・ベスト・フレンド

 ガン患者となかなか子どもができなくて悩む女性二人の友情物。観に来てた人、ほとんど女性だったので超アウェーだった。この手の映画にありがちな押し付けがましさは比較的薄かったかも。自分の命の先行きが見えて自暴自棄になるあたりは微妙なリアルさも感じる。まあでもガンは乳癌でもう一人は出産なので基本女性向けの映画なんだろう 。 

 

 例によって午前十時の映画祭@109シネマズ四日市にて。有名作だけど、ぶっちゃけ観たこと無かったので、、、想像してたのと違った。現場でピアノを弾く話かと思ってたけど、ピアニストが戦場に巻き込まれる戦争映画だったのね。結構エグイ描写が多かったような気がするけど、年齢制限がつかないのは意外。サウルの息子でうまいこと隠してた部分がさらけ出されてる感じ。主役の人がアカデミー賞主演男優賞獲ってるのも納得。ピアニストが乞食同然まで堕ちるキツイ話だった。 

 

  • 華麗なるリベンジ

 久しぶりに観た韓国映画。陰謀にはめられて刑務所送りになった元検事が詐欺師と組んで逆襲を目指す話。 それほどヤバイ感じではないけど、やはり韓国映画は暴力描写が強い。終盤空気を読んだように全てが有利を取った側に流れていくのが面白かった。 

 

12月:8本

  • マダム・フローレンス!夢見るふたり

 第二次大戦中の実話ベースらしい。メリル・ストリープ演じる音痴なマダムがデカイホールで歌う映画。思いのほか良かった。顔芸のうまい人が多い映画は面白い。最初はマダムを笑ってた連中が彼女の側に付くのが良い。マクムーンはホント良い人だ。ぶっちゃけ音楽って「音を楽しむ」なんだから下手でも楽しめた人が勝ちとかも思ったり。

 

  • RANMARU 神の舌を持つ男 鬼灯デスロード編

 本当はすごく長いサブタイトルが付くらしいけど知らん。久しぶりに大失敗した気がする。元TVドラマらしいじゃないか。TV観ないから知らなんだ。調べてみたらメッチャ評判悪いし。設定だけなら「ペロッこれは・・・青酸カリ!」とか「この謎は我輩の舌の上だ」とかのパロディっぽくて面白そうなのに脚本がグダグダすぎてキツかった。 中途半端なギャグは観ていて辛い。ここまで失敗したと思ったのはチャーリー・モルデカイ以来な気がする。どっちもパーツ単体を映す予告では面白そうに見えたのが共通する印象。 貯まってたポイントで無料で観れたのが唯一の救いだった。

 

  • 誰のせいでもない

 雪道での交通事故をきっかけにいろんな人の人生が変わっていく話、、、という触れこみだったので交通事故の啓発映像みたいなの想像してたけど違った。交通自己啓発映像みたいな悲惨な展開になりそうでならない。何とも表現しづらい映画。多分観る人が観れば色々気付くことがあるんだろうけど、自分にはそんな読解力はないな。原題直訳すると「きっと全てうまくいく」くらいになりそうな気がするんだけど。邦題もまあ似たようなものなのか。

 

  • アズミ・ハルコは行方不明

 地方住み若者たちの群像劇的な作品。青春映画になるのかな。主観がバンバン入れ替わるのが忙しない。タイトルにあるハルコは最初から行方不明なのかと思ってたら、そこに至るまでの過程が結構長かった。男連中がホントにロクデモないやつばかりである意味すごい。そんな中で吉澤さんの逆襲的な旅立ちはスカッとした。

 

 ナチスデンマークで埋めた地雷を終戦後ドイツの少年兵に処理させる話。なかなかに重かった。地雷処理中はいつ爆発するのかとかなりドキドキする。で、予想外のタイミングで爆発したり。 まあそこは本筋ではなく処理をさせる側の鬼軍曹と少年兵部隊の交流とかそんな感じのが話の中心だと思われる。連合軍側のやってることが本気で酷いので、最後はデッドエンドかと思ったけど、そうではなかったのだけは救いか。ラストシーン、絶対機銃掃射で殺されると思ったんだけど。ちなみに犬も爆死するシーンがあるけど、エンドロールで「実際の撮影では人も動物も危害加えてないよ」的な文言が流れて苦笑した。

 

 ヒッチコックの映画撮影テクニックを解説した教本があるそうで、それを基に現役監督のインタビューを交えたドキュメンタリー。メタネタ好きな自分にピッタリと思って観に行った。結論から言うとメタ度は期待したほど高くはなかった。ハードル上げすぎたかもしれない。漫画の文法みたいな話の映画版が出てくるかと思ったけど、そこまでではなかった。現役監督のヒッチコックに関するコメントはなかなか興味深い。ヒッチコック映画を観たことない自分でも楽しめた。

 

  • 弁護人

 のっけからのんきな感じの音楽が流れてきて!?ってなったけど、徐々にコメディ調からマジメ路線にシフトしていく韓国法廷映画。何か似たようなの見たなと思ったけど、この流れ観相師と同じだ。あれもソン・ガンホだったな。法廷映画はやっぱり面白い。日本だと多分証言が取れて無罪を主張したところでそのままハッピーエンドに向かいそうだけど、そこで終わらせないシナリオはさすが。日本人にはなかなか作れない類の映画じゃないかと思った。軍政時代があったからこそ作れた映画な気がする。

 

 今年最後の映画はこれ。伏見ミリオン座11周年記念で町山さんのトークイベントがこの映画の解説だったので、直後のチケットを取って観てきた。直後の時間を取ってしまったので後でやってた町山さんのサイン会に参加しそびれてしまった。でも解説のおかげで色々仕込まれたネタがわかって最高に楽しめたよ。解説なかったところで気付けたところもあったし。しかし今回解説聞くまで、よくできた映画だとは思ってたけど、そこまでバケモノじみた作りこみだったとは気付かなかった。すごい映画だわ。

 

以上、2016年に映画館で観た映画は97本(延べ100回)でした。

例年通り特にオススメ度高いのを挙げると、

マッドマックス 怒りのデス・ロード 

 サウルの息子

サウルの息子 [Blu-ray]

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砂上の法廷

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 ルーム

ルーム [Blu-ray]

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 帰ってきたヒトラー

 マネーモンスター

 シング・ストリート 未来へのうた

 クハナ!(円盤が見つからないので↓は原作本)

KUHANA !

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 SCOOP! (円盤が見つからないので↓は関連雑誌) 

週刊SCOOP!2016年10月30日号 (SPA!(スパ)臨時増刊)

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 エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(関連商品見つからず)

 この世界の片隅に(↓はアニメのガイドブック)

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

 

あくまで今年観た映画なので今年公開ではないのもあるけど、そこは気にしないこと。

逆にオススメできないのはダントツでRANMARU。他に残念だったのは人生の約束、女が眠るとき、フィフス・ウェイブあたり。期待はずれという意味では シャーリー&ヒンダ、バットマンVSスーパーマン、 フラワーショウ!、超高速!参勤交代リターンズとかもかな。

 

今年は忙しい中、本数を増やしすぎたと思う。特に忙しいときに半ばストレス解消に観にいってた感じだったけど、やっぱり疲れてると眠気に勝てないときも多かったのは反省点。来年はもう少しちゃんと体調整えて観にいきたい。本数自体もう少し絞った方が良いのかもしれない。

 

ちなみに

本数が増えた理由は↓だった。

 伏見ミリオン座とセンチュリーシネマの映画鑑賞料金が常に1000円になるスターキャットシネクラブ(年会費5500円)。数えてみたら入会してから両者で45回観てた。10回観ると1回無料なので実際お金払ったのは41回。すると会費込みで払ったお金は46500円。普通に観たら1800円なので81000円。実際にはファーストデイやレイトショーもあるのでここまでハッキリお得にはならないだろうけど、他にも特典あってお買い得感は大きかった。買うという言葉はちょっと合わないけど今年買って良かった物だったね。